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祖先が大切にしてきた古物へのこだわり

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何かの事情で祖先が残した掛軸や焼き物などを手放すことがあります。しかしそれは他人に渡っても、新たな持ち主によって息を吹き返し蘇ることが期待されているかもしれません。そのためにはよい売り手とよい買い手との出会いが必要です。本ショップはこの仲介を通して、古物のよりよい出会いができることを基本コンセプトにしております。

 

 


恩田蠖屈堂(かっくつどう)の歴史

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創業は明治時代に遡ります。もともと栃木県足利市で始まり、両毛地方(栃木県南西部、群馬県南東部)ではよく知られた骨董店でした。初代恩田半之助は幕末から明治に活躍した画家田崎草雲の弟子でした(恩田半雲)。その子吟三が二代目半之助を名乗り、骨董店を始めました。吟三の子は普通のサラーマンでしたが、その子である店主が令和の時代に蠖屈堂を再興しました。店主は古物商として三代目半之助になります。


「蠖屈」の意味

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「蠖屈」(かっくつ)の「蠖」は「しゃくとり虫」です。「しゃくとりむしがかがむこと。他日を期して人がしばらく隠退していることのたとえ」で、「易経」繋辞伝下の「尺蠖之屈、以求信也=尺蠖の屈するは、以て信びんことを求むるなり」とあります(学研漢和大字典)。じっと耐えて機会を捉えて飛躍することはこのショップの新たな誕生そのものを示唆しています。